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獣医師になるまで Vol.31
大学生活も終盤になると獣医師国家試験対策の授業が多くなってきます。国家試験は二日間行われ、合格しなければ獣医師免許はもらえません。そのため、何としても合格しなければならないので、誰もが試験の数ヶ月前から朝から晩まで大学の自習室や図書館で勉強します。問われる範囲が膨大なのでポイントをしぼって勉強しないと落ちてしまいます。そのため仲の良い同級生たちとポイントを確認し合いながら勉強を進めていきました。勉強ばかりしていると身体がなまってしまうので、毎朝ジョギングをしていましたが、勉強が進むにつれジョギングの距離も増えていきました。気がつけば毎朝10km近く走っていました。ジョギングが趣味の人はわかると思いますが、毎日走っていると走らずにはいられない身体になってしまうんですよね…。つづく -
お守り
本日、腫瘍摘出の手術を実施したラッキーちゃん。高齢で心配されましたが無事に終了しました。いつも首輪につけている大きなお守りが守ってくれているのですね(手術中は麻酔器にかけておきました)。がんばりましたね^_^ -
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獣医師になるまで Vol.30
獣医学科では三年次には所属する研究室を選ばなければなりません。研究室には大きく内科学や外科学などの「臨床系」、解剖学や生理学、薬理学などの「基礎系」があります。より現場に近い臨床系の研究室にも惹かれましたが、ひとつめの大学で知った基礎研究の面白さにも魅力を感じていました。そこで基礎系でありながら臨床でも必須の知識である「薬」の勉強をしたいと思い薬理学研究室に所属しました。それからは講義や実習が終わってから研究室で研究をするという多忙な生活が始まりました。最初の大学で修士課程を修了していることからの教授からの期待のせいか(?)、かなり多くの実験を任され、相当数をこなしノイローゼになりかけました…。ちなみにメインで行っていた分析は新型コロナウイルスで話題のPCR検査です。PCR検査は遺伝子を抽出、解析するのにそれなりの手間と時間がかかりますので、新型コロナのニュースを見ていると検査機関の人の大変さが想像できます…。つづく -
獣医師になるまで Vol.29
麻布大学獣医学部に入学すると一回り年下の同級生達と二度目の大学生活が始まりました。ちなみに一度大学を卒業しているので二年次からスタートです。なお獣医学部の学生は僕と同じように社会人を経験してから入学してくる方々も珍しくなく、30代や40代の新入生も普通にいます。僕が入学する前に60代の方も在籍しており無事卒業されたとのことです。現役の学生達も皆親切で、僕達世代の学生とも分け隔てなく接してくれました。二年次からのスタートは良かったのですが、履修していない一年次の専門科目や実習を二年次に同時にこなさなければならなかったのは厳しかったです。試験もほぼ毎週あり、社会人の時よりも忙しい?日々を送りました。つづく -
獣医師になるまで Vol.28
まずは獣医大学に合格しなければ何も始まらないので、仕事から帰った夜間もしくは早朝に勉強時間を設け、2年後に麻布大学獣医学部に合格しました。その時就いていた研究の仕事も面白く、職場の人達も皆良い人ばかりだったので退職を伝えるのが心苦しかったです。その旨を伝えた際は上司を始め職場の人達は非常に驚いていたものの温かく送り出してくれました。合格した直後は期待と不安が交錯していましたが、正式に仕事を辞めてから大学入学までの約1ヶ月間は不安の方が大きかったと思います…。 -
獣医師になるまで Vol.27
「絶対やりたいことをやった方が良い、卒業するまでは私が働くから」という妻の後押しもあり、仕事を辞めて獣医師を目指す決意を固めました。当時は超就職氷河期という時代の中、正社員の職を捨てて学生に戻るというのは普通の感覚では有り得ない選択でした。人生は常に選択の連続ですが、この時ばかりは正しい選択だったのか、間違ってしまったのか自問自答する毎日が続きました。新たな目標ができた事へのやりがいと普通ではない選択へ不安や恐怖…。あの時は不安の方が大きかったかもしれません…。つづく -
獣医師になるまで Vol.26
一つ目の大学の研究室では先輩や後輩、留学生といったすばらしい仲間に巡り会うことができ、修士論文も無事に完成しました。その後は地元である群馬県内で研究職を募集している企業を中心に就職活動し、縁があって研究職に就くことができ、館林で暮らすこととなりました。職場は雰囲気も良く、充実した日々を過ごすことができました。そのような中、休日を利用して実家には時々帰省していました。そこで高齢になってきた猫のミーや、股関節の状態が悪くなってきたラブラドールのラッキーと再会するたびにこのまま一生研究の仕事を続けていくのか、仕事を辞めて獣医師を目指すのか迷いがでてきたのです。つづく -
セミナーに行ってきました
毎日暑いですね☀️週末は東京で猫の炎症マーカーや緊急症例についてのセミナーに出席してきました。医学は日進月歩なので常に勉強し続ける必要があります。今回学んだことを日々の診療に活かしていきたいと思います。 -
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獣医師になるまで Vol.25
バングラデッシュからの留学生のパートナー役となった僕。受験英語と英会話は全く違います…が、そんなことは言ってられません。とにかく通じるか不安ながらも話してみると結構大丈夫です。発音や文法が正しいか間違ってるかを気にするよりも、とにかく話せば普通に通じることに気づきました。その後は二人で手続き関係で役所に行ったり、100均で生活に必要なものを買いそろえたり、時々ご飯を食べたり、研究室で実験をしたり、毎日過ごす時間が長くなるにつれ仲良くなっていきました。ちなみに彼は納豆にハマって、ほぼ毎日スーパーで納豆を購入していました。そして100均のクオリティに驚愕していたのでした。つづく -
獣医師になるまで Vol.24
大学を卒業後、さらに生命科学を深く学びたかったため大学院へ進学しました。大学院では肝臓細胞や肝臓癌の細胞を培養して細胞内で起こっているミクロな現象の研究をしていました。日々研究に勤しむ中、大学院の二年生の時にバングラデッシュから一人の外国人留学生が博士号を取得するために研究室にやってきました。バングラデッシュの国費で来られている非常に優秀な方でした。その時教授から教育係?に指名されたのが僕でした。引き受けたまでは良かったのですが一つ問題がありました。彼は日本語が全く分からず英語しか話せなかったのです…。つづく
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2020.06.04
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